第1章
§ タロットの秘密 

このサラス・タロットテキストは、タロットカードを使った占い方を簡単にまとめたものです。では、タロットとは、一体どんなものなのでしょうか?もし、タロットとはどんなものかと聞かれたら、多分あなたは『トランプによく似た占いカード』と、何となくつかみ所のない答えをすることでしょう。実際のところ、タロットは現在、世界中で広く用いられているトランプの原形になったものですから、似ているのは当然ですし、一般的に言っても、タロットに関する解釈は上の様なものであることに変わりはありません。しかし78枚からなるタロットに秘められた真価は単に「占いのためのカード」に収まるようなものではないのです。タロットの一枚一枚の絵柄には、世の中に存在するあらゆる事象が、象徴的に示されています。それらは、時には分かり易く、時には注意して見ないと分からないようにひっそりと、一枚一枚のカードの中に織り込まれているのです。そして、その背景には私たち人間の心の奥に潜む、潜在意識の全てが秘められているのです。では、何故そんなことが言えるのでしょうか。今日、私たちが手にしているタロットは、何時、何処で、誰が作ったのか定かではありません。しかし、タロットの中に描かれた様々な教えは、遠い古代から何世代にも渡って、宇宙の仕組みと世の中の成り立ちを、何よりも私たちの心の奥を見つめてきた、少数の選ばれた賢人たちによって育まれてきました。そしてこの教えは、錬金術や魔術や占星術と同様に、秘密の文書によって受け継がれひそかに実践されて来たものなのです。つまり、一枚一枚のタロットのカードに記された様々な絵柄こそは、古代から積み重ねられてきた、秘密の教義の図像による集大成なのです。ですから、タロットの中には錬金術、占星術、カバラ、魔術を初めとした、あらゆる神秘学のあらゆるエッセンスが盛り込まれているのです。 そして何よりも、はるかな昔より人々の心の動きを見つめ続けて来た賢人たちによって描かれて来たタロットの絵柄は、私たちの心の奥の、自分自身すらも気付く事の無い潜在意識の扉を開く鍵なのです。実にタロットとは、その象徴的な絵柄から、相手を取り巻く状況と隠された潜在意識をひもといて現在と過去と未来を解き明かし、更に潜在意識に働きかけて運命すらも変えてゆく、素晴らしいカを秘めた、神秘のカードなのです。

§ タロットカードの構成

 タロットカードは78枚のセットが最も一般的です。その組合わせは次のようになっています。  

★ 大アルカナ・カード・・・22枚  

★ 小アルカナ・カード・・・56枚 

このうち、小アルカナ・カードは、それぞれ14枚からなるワンド、カップ、スワード、ペンタクルスの四つのカードから構成されており、各カードにはキング、クイーン、ナイト、ペイジの各人物札と、数札と呼ばれている10・9・8・7・6・5・4・3・2・エースから組み合わされています。また、最近では小アルカナを省略した、22枚の大アルカナ・カードのみのセットも多く見受けられます。

§ タロットの歴史

 タロットの起源は今となっては明らかではありません。研究者の中にはこれが中国の古い占いから生まれたと言う人もありますし、また、古代エジプト人が用いていた神秘の本『卜ートの書』の各ページを要約したものと言う人もいます。また、インドにそも起源を求める人達もいます。いずれにせよタロットは紀元1300年より後に、流浪の民ジプシーによってヨーロッパにもたらされたと考えられています。ジプシーは、インドからペルシャを経由してヨーロッパに入って来た人々で、そのなかには、様々な芸や占いなどによって生活を立てる人が多くいました。その後まもなくイタリアでは、『タロット』と呼はれるゲーム用のカードが現れ、これが今日のタロットの原形とされています。そして、15世紀の終わりにはイタリアのタロットはいくらかの修正を受けてフランスに入り花開きました。これらフランスのタロットは「マルセーユ版」と呼ばれ、今日でも愛好する人がいる伝統的なカードとされています。そして19世紀の後半になると、タロットはオカルト研究家達の目に止まり、エリファス・レビ・パピュといった研究家がタロットを解説し、また、イギリスの「黄金の夜明団」などの魔術結社や、その流れを汲むウェイトやアレイスター・クロウリー等も独自のタロットを製作しており、このうちウェイトの作ったライダー版は現在、世界中で最も愛好されています。

§ 占う前の準備 

まず『一人占い』をする場合には夜を選びます。何故ならば夜は潜在意識が働き、インスピレーションやイマジネーションが湧きやすいからです。そして、最も大切なことは、質問をはっきりと念じていく事です。紙に質問内容を書いてテーブルの横におくのも良いでしょう。思い付くままに無造作にカードを展開しても正しい答えは得られません。何について占うのかを、はっきりさせておくべきです。同様の事は『ゲスト占い』の場合にもいえます。タロットは特定の質問に対して占うのに適していますので、質問の状況がつかめる迄、詳しく聞き出すことがポイントです。この時、質問は全て占う前に聞き出しておきます。占師がシャツフルを始めているのに何時までも占ってもらう内容を説明していては、雑念が入ってしまい、やはり正しい解答は得られないのです。質問を受けてから実際の占いに入ります。

§ シャツフルとカット 

次に順をおってシャツフルとカットの方法を記します。

まず、カードを順にまとめます。大アルカナは『魔術師』から『世界』まで、本書の解説順にまとめます。小アルカナを使用する場合も解説順通りにまとめます。この場合、全てのカードが正位置であるのが決まりです。

次にシャツフルです。扇状に大きく広げます。左右どちらの手でもよく、時計周りに、といった決まりもありません。もちろんカードは表を伏せたままです。両手でよく混ぜます。しっかり混ぜないと、カードの順番通りに続いていたり、78枚全てを使う場合などには、大アルカナと小アルかナが、それぞれに固まっていたりする事があります、この間に、質問の答えが形成されてゆきます。ですからシャッフル中には占者はもちろん、質問者も心の中で、質問内容を念じてゆきます。

よく混ぜた後に両手でカードを集めます集め方には特に決まったルールはありません。以上の作業は、必ず占者のみが行なって下さい。この結果カードに正位置と逆位置が出来上がりますから、非常に重要な作業なのです。

§ セブン・テーリング法

  ここに紹介する「7枚の預言」つまり7枚占いは、カードの受け持つテーマにそってズバリと断定してゆく占いです。この占いの特徴は、対人関係(特に恋愛問題)のみを扱う占いである、ということです。ですから、試験の合否や仕事の問題等、他のテーマを占うのには適していません。ただし、仕事の取り引きについては占うことが出来るでしょう。 もうひとつの条件はトラブルが発生している事です。問題点も障害も無いのに「原因」や「注意すべき点」を読み取っても、全く意味がないということです。では、どのように占うのかを見てみましょう。まず図の様にカードを順番に配置します。

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1.のカード「現状」

最初のカードは現状を表します。質問者がケンカ別れした直後であるとか、プロポーズされ迷っている、といった状況を読み取ります。

2.のカード「自分側(男性)」

自分自身の考えや心理状況を見ます。出たカードによっては立場を示している場合もあります。

3.のカード「相手側(女性)」

相手の全てを表わします。特に心理状況を見ていきます。別れたいと思っている、結婚を望んでいる、といった具合です。では、第三者を占う場合はどうすれば良いのでしょうか?それは2のカードを男性、3のカードを女性とします。仕事に関しては2のカードを依頼者や個人とし、3のカードを取り引き相手や会社側とします。

4.のカード「原因」

どうして現状にいたったかを表わします。例えば、付き合う時に相手に別の恋人がいたとか、親の干渉が激しかった、等の原因を示します。

5.のカード「注意」

今後、注意すべき点を表わします。不安を抱いたまま結婚してはいけない、相手への疑いをなくす、等といった事です。

6.のカード「方法」

どうすれば良いかを表わします。疑問点を心ゆくまで話し合う。一旦は別れでみる。間に仲介者を立てて話し合ってもらう。現状を解決して行くための対応を読み取ります。

7.のカード「結果」

最終的にどうなるかを表わします。ただし、絶対的な結果ではなく、方法によってどのようにでも変わっていく将来であるというニュアンスで読み取っていきます。 

 

§ ケルト十字法 

この『ケルト十字法』という方法は『悪魔の十カード』『大十字架占い』ともよばれる、採用率・的中率の非常に高い方法です。具体的には、10枚のカードを十字架のように配置して、順番に読み取りながら占ってゆきます。まずは次の図を見てください。

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1.のカード「現状」 

質問者のおかれている立場、現在の状況、今考えている事などを表します。

2.のカード「障害」

直面しやすい状況や潜んでいる問題点をさします。

3.のカード「本心」

質問者の抱いている状況や希望などの心理状態を読んでいきます。

4.のカード「根拠」

質問者が質問するに至った動機となる、心の奥に潜んでいる事柄を表していきます。

5.のカード「近い過去」

最近の出来ごとを表わします。

6.のカード「近未来」

何が起こるのかを見ていきます。ただし、ここでは進行状況を深く掘り下げて見ることはしません。

7.のカード「質問者の行動・考え」

質問者の本当の気持ち、考え、行動などを表わします。

8.のカード「周囲の状況」

反対者あるいは、協力者の有無を表わしています。恋愛問題や対人関係では相手の立場、気持ち、考え、行動を表わしています。

9.のカード「実際の進展」

現実に物事がどのように進展してゆくのかを見ていきます。

10.のカード「最終結果」

総合的な判断や結果を見ていきます。 

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