第2章  大アルカナ

§大アルカナの意味

大アルカナとは、78枚のタロットカードの内、0〜21までの番号を持ったカードです。この大アルカナは、タロットカードの中で最も中心的な役割を持っているものであり、その一枚一枚の絵柄の中には、様々な神秘学的で秘教的、そして魔術的な様々な象徴が盛り込まれています。この22枚の大アルカナカードの内訳は次のようになっています。

1

魔術師

  12 吊るし人
2 女司祭長   13 死神
3 女帝   14 節制
4 皇帝   15 悪魔
5 法王   16
6 恋人   17
7 戦車   18
8   19 太陽
9 隠者   20 審判
10 運命の輪   0 愚者
11 正義   21 世界

実際のところ、タロットカードを使って占いを行なう場合、56枚の小アルカナカードを除いて、この22枚の大アルカナカードだけで占う場合も多くみうけられます。つまり、この22枚の大アルカナ。カ−ドには、それだけ多くの内容が含まれているという事なのです。これら大アルカナカードの一枚一枚に秘められた神秘的な秘義を読取る為には本来、膨大な量の魔術や錬金術、或は古代ユダヤに伝わるカバラ等、様々な神秘学に関する知識が求められます.。しかし、これから夕ロットを手にする皆さんにそれは無理なので、このサラス・タロット占い講座では、次のようにポイントを絞ってみてゆく事とします。

 

(1)魔術師 the Magician

大アルカナの最初は魔術師です。文字どおり魔術を行なっている姿です。右手に持っているのは、トー卜のヘルメスと呼ばれるもの。腰に巻かれているヘビは、永遠のシンボルを表わします。彼は神の力を受けて、儀式を始めたのです。テーブル上に描かれている四つの道具は、魔法の杖、聖杯、剣、ペンタクルスで、それぞれの意味を細かく分けたものが、小アルカナです。四つのスート(ワンド、カップ、スワード、ペンタクルス)が、この1杖に集結しているわけで、あらゆる可能性を秘めていて“出発”を意味します。また四つのスートは火、地、風、水を表わしていて、これが西洋占星術のサインでもあるのは何とも興味探いと思います。その他、カバラ、練金術などと関連のあることも続々と出てくるのです。頭上に描かれている∞の文字は、レミニスカート(無限を表わす記号)をかたどったもので、聖なる都エルサレムを指しています。最初のカードでもあり、単純に“物事の始まり”とすれば分かりやすいと思います。

正位置の意味 逆位置の意味

物事の始まり。希望を抱く。新しく事を起こす。気分転換。新しい道を志す。訪問する。アイデアが冴える。工夫する。新発見。古いものを一新する。恋愛のスタート。結婚生活を始める。手紙や電話。新しい交際を求める。初体験。誘い。きっかけがつかめる。プロポーズする。プレゼント。入学や入社。新しい仕事を始める。マスコミ。知性。創造性を指す。知的なものを求める。技術職。学生。新人。オーディション。語学。デザイン。洋裁。資格。免許を取る。トレーニングセンターに通う。ドライブ。コミュニケーション。旅行。読書。書物。神経系。呼吸器系。

 

無気力な生活。行動が鈍る。情緒不安定。ワンパターン。マンネリ化。アイデア不足。ペテンにかける。嘘つき。小手先だけの技術。知識に頼り過ぎ。理屈でごまかす。打算的なつき合い。ロ説き上手。迷う。告白する勇気がない。結婚まで時間がかかる。本心を明かさない。理想と比較する。消極的な態度。チャンスがつかめない。スタートが遅れる。浪人する昇進を逃がす。学歴や学歴を偽る。苦労する。能率が上がらない。就職を見送る。アルバイトで過ごす。技術や知識が足りない。苦い経験。過密スケジュール。約束の時間に遅れる。連絡ミス。浪費に終わるレジャー。ストレス。不調。薬の多用。神経疲労。

(2)女司祭長the HighPriestess

非常に冷たそうな女性が、包を手に門の前にいます。この女性は、いったい誰を描いたものでしょうか。タロツトの起源がさまざまに解釈され、デッキによって違いがあります。たとえば、エジプト神話のイシス、ローマの女神、女教皇、そして魔女の司祭長、などです。エジプト説が有力ですが、訳語としては「女司祭長」であり、彼女の居る所は、どうやらエルサレム神殿の様です。2本の大きな柱は、善と悪を表わします。この世の善悪すべてを知っているかのように、物事をかなり客観視できる、そう言いたげな感じがします。彼女は書類を手にしています。探求心がよく出ている姿だと思いませんか?現実に置き替えると、学生や研究者を指します。仕事や学業面では、もちろん良い意味のカードですが、恋愛や結婚については消極的な意味です。問題のジャンルによってこれほど違うカードも珍しいでしょう。次の女帝のカードと、ことごとく意味が違うのも面白いと思います。2枚を対比させてみると、イメージがつかめるでしょう。

正位置の意味 逆位置の意味

洗礼を受ける。入学式や入社式。セレモニー。修道院。神聖な場所。身を浄める。変化する。隠された未 来。厳格。位階を与えられる。精神的な独立。自己改革。インスピレーション。プラトニックラブ。クールな愛情表現。未婚の女性。付き合い始めて日が浅い。処女。独身型女性。愛情に溺れない。結婚はまだ考えていない状態。男性から見た理想の女性。女子大生。大学院などで研究する。文筆業。向上心を抱く。哲学的なものに興味を示している女性。専門分野に進む。隠れた才能。教養のある人物。組織や団体に加わる。美術鑑賞。工芸品。サイクリング。ジム。美容体操。言語障害。皮膚のただれ。便秘。清潔な容姿。趣味の世界。

精神的に不安定。落ちつきがなくなる。批判的。中傷する。協調性がない。孤立する。技術の修得が身に付かない。因習的。意地悪。コンプレックスを隠す。秘密を持つ。愛らしさに欠ける女性。我がままな態度。プライドの高い女性。感情的になりやすい。自惚れの強い人物。晩婚タイプ。結婚しない。愛情に飢える。冷たい印象を与える。学校を中退する。嫌気がさす。研究を怠る。無学。怠けやすくなる。中途半端になる。独断で行動する。表面だけの知識。手抜き。根気がなくなる。つまはじきにされる。酒やギャンブルに凝る。単なる暇つぶし。趣味に没頭する。ブランド志向。ぜいたく。ヒステリックになる。貧血。不妊症。

(3)女帝 the Empress

女司祭長と違い、とても華やかな女性が描かれています。この女性も同じイシスなのです。一人の女性の大きな変化を表わしているのです。滝の流れている向こうは、天国とでも言うのでしょうか「エデンの園」です。これから入っていこうとしている姿です。そこには、快楽の生活が待っているわけです。ではこの女性は、どうやって滝を乗り越えるのでしょうか。秘密の抜け穴があるとか、翼で飛んで行くといった意味があるのですが、思わぬ手助けがあるということなのです。さて、イシスが変身したとすれば、原因は何でしょうか。それは愛です。愛を得たという事で1人の女性がこのように変わったということなのです。現代的に言い替えると、恋人が居て毎日学校へ行くのが楽しみ、あるいは、会社に好きな人が居て、何とか良く思われたいと仕事に張り切る、そんな感じのカードです。その反対に、恋に悩んで何も手につかないケースがありますが、それが逆位置の意味です。

正位置の意味 逆位置の意味

繁栄。助け合い。仲間。心が通じ合う。親切。平和を求める。快楽主義。実り。収穫がある。理解力がある。協力していく。大きな援助。豊かさ。同じ目的を持つ集団。サークル活動恋愛の成功。プロポーズが適う。気が合う。現在進行している付き合い。趣味の一致。適齢期の女性。結婚へ向かう2人。婚約。妊娠。出産。芸術の世界へひかれる。デザイナー。美容師。女性を対象とした世界。芸能人。モデル。ブティック。趣味を仕事にする。自由業。成績アップ。合格。昇給。昇進。アルバイト。ファッションやアクセサリー。おしゃれ。楽しい会話。ペット。香水。嗜好品。セクシーになる。周囲の注目。目立つ行動。

迷い。成り行きまかせ。甘え。過保護。無駄が多くなる。収穫が少ない。嫌われる。出しゃばり。目立ちたがり。ルール違反。非行に走る。甘い考え。自分本位になる。ぐずつく恋愛。迷いやすい。停滞期に入る。実らない恋。遊びで終わる。受身でいる状態。浮気。誘惑に負ける。売春。中絶。流産。体だけの関係。複数の異性と付き合う。勉強や仕事が手につかない。実力が出せない。社会から遠去かる。怠ける。自信過剰。闇取引き。裏工作。不正行為で逃げる。水商売。売春婦。世間の目を気にする。流行を追う。ぜいたくな衣服や食事。セックスや遊びにふける。暴飲暴食。肥満。厚化粧でごまかす。本能をむきだしにする。

(4)皇帝 the Emperor

一変して男性のカードが出て来ました。堂々と威厳を保っている皇帝です。厳しい態度は、めらゆるものを支配してきた象徴でしょう。“支配”がキーワードになっています。皇帝が手にしているのは地球を表わしています。一方には、アンクと呼ばれる王笏(おうこつ)です。このカードには、さまざまな図形化した意味が込められています。まずそのアンクですが、占星学でいう金星♀とピッタリ同じです。厳しさの奥には、やはり愛らしさは失っていないという意味なのです。もう少し占星学風に解釈しますと、星座や惑星に例ぇると、牡羊座の支配性の火星♂であると連想されます。火星♂は、セックスを表わします。ここでも愛情面と一致しています。問題は、皇帝が座っている四角形のイスなのです。4という数字に注目してください。このカードは4番目のカード/イスの形は四角形/火、地、風、水/春、夏、秋、冬、などです。すべてを含んでいる偉大なる力が、このカードの意味といえるでしょう。全体的に安定感を与えています。

正位置の意味 逆位置の意味

リーダー(30歳以上)父親。長男。社長。厳しい人物。感情におぼれない。支配する。闘争本能。組織力。統率力。たくましさ。エネルギーをコントロールする。強い結びつき。発展していく恋愛。男性がリードする愛。妻子のある男性。しっかりした男性にひかれる。黙ってついていく。堅い約束。心が通じ合う。目的に向かって進む。事業を企てる。野心家。一流。大企業。会社経営。家業を継ぐ。脱サラによる成功。一発勝負を賭ける。管理職。医師。警察。保険会社。心理学。プロスポーツ。リーダーシップをとる。強い肉体。健康管理。生殖器の病気。行動半径を拡げる。行動的になる。

頼りにならない人物。口うるさい上司や父親。非実際的。コネに頼りきる。他力本願になる。コントロールしない状態。力まかせで動く。無理な計画や解決。実力のなさに気付かない。見せかけの愛。感情的になる。離婚。別居。自分の気持ちばかり押しつけ過ぎる。独裁的。最終的に相手についていけなくなる。気持ちが続かない。あきらめる。挫折する。無気力になりやすい。目的を見失う。無知をさらけ出す。能力のなさ。失敗。退学や退社。途中でペースダウンする。ワンマン経営者。オーバーワーク。過労。体力の過信。高血圧。成人病。思いきりの悪さ。頑固な態度。機転や融通が効かない。誰もついてこない。

(5)法王the Hierophant

法王のカードは、精神性の強い宗教色のあるカードです。この人物は、カバラの魔法を司る法王なのです。バックの2本の柱は、セフィロト(生命の樹)を表わすと言われています。エルサレムと良く似ていますが、明らかに違います。右手のサインは秘教のサインで、修業者に送っている姿です。その二人の修業者ですが、善と悪、天獄と地獄、意識と無意識を表わしているのです。どちらの道を歩むのか、別れ道にあるのですが、修業することによって、正しい道が見つかるということです。もちろん、この法王は正しい道を知っているわけで、一般的には”相談者”のカードと言えるでしょう。現代的な解釈に置き替えるとどうでしょう。占い師の姿です。まさしく、悩み、迷い、苦しみをその人から取り除いていく人物なのです。宗教と深いつながりがあることから、導師とも含えます。いずれにしても、人の運勢(運命)を変えるほどの力を持っているのです。魔術との結びつきが良く表われていて、興味探いところです。

正位置の意味 逆位置の意味

精神的権威者。モラル。保守的。信頼される。思いやりのある人物助言。慈善事業。社会のために尽くす。自我を捨てる。教えを乞う。同盟結社団体。服従する。見合い。養子。結婚式。良縁。血縁関係。穏やかで尊敬できる人物。もの静かな人。結婚を考えた付き合い。年上との恋。紹介による出会い。結婚コンサルタント。援助者や相談相手に恵まれる。大会社を指す。理解のある親や上司自分の適性を見い出す。仕事を任される。責任のあるポストにつく。宗教医学系。信念を持ってやりぬく。精神面の充実。教養を身につける。寺院巡り。名医名言を知る。悟りをひらく。人の意見を聞き入れるべきである。思慮分別。

 

視野が狭い。依頼心が強過ぎる。無信仰。迷惑をかける。被害を受ける。狂信的になる。個人プレーに走る。信じていたものを失う。孤独。我流でやっていく。誤りに気付かない。同棲生活。しつこくつきまとう。線がない。親の反対に会う。思いやりに欠ける人物。宗教がらみの恋愛。結婚に対する焦り。中年との恋。下心。結婚式を挙げない。無理な計画。同意者が得られない。孤立する。未経験からくる失敗。くどい援助。半人前。誤ったアドバイスを受ける。思い違いをする。自由にふるまう。だまされやすい。嘘つき。神経疲労。気苦労。飲み過ぎ。休み。栄養が片寄る。虚弱体質。肉体的欠陥ある。オカルトに凝る。宗教にとらわれる。

(6)恋人 the Lovers

「恋人たち」というタイトルもありますが、2人の男女ですので「恋人」とします。非常に意味はわかりやすいのではないでしょうか。愛、恋人など、そのままの意味です。中央の翼を拡げた天使は、ラファエルです。父親とか、誘惑を表わします。2人が何の障害もなく、愛し合っていけるなら良いのですが、父親の忠告や、浮気の相手(第3者)が出てくることもある、という意味なのです。2つの道のどちらを選ぶかといった、二者択一という意味もあるのです。たとえば恋愛問題の場合、実際につき合っているのか、まだ迷っている状態なのか、判断が難しいところです。男性は現実を、女性は精神を表わします。果実が12星座、花が人間の五感を意味しています。若者であるところから、無邪気な恋、処女、などを表わします。女帝のカードと関連させると良く理解できると思います。どうどうとした恋愛ではなく、若者らしい初々しい状況をかもし出しているカードなのです。

正位置の意味 逆位置の意味

平和。順調。スムーズな人間関係。厚い友情。満たされた状態だが比較検討に迷う。二人で行なうものを指す。若さ。エネルギー。若い男女。人や自然を愛する。青春時代。ラブチャンスがある。ロマンチックな愛。恋人。愛し合っている男女。デート。恋愛結婚。セックス。魅力的。深い絆で結ばれている。一目惚れ。女性から誘惑した恋愛。共同事業。合併する。将来が有望である。感覚的な仕事。接客業。好きな分野。協力者やパートナーに恵まれる。順調に進む。助け合ってやっていく。男女共学。仕事。ショッピング。サークル活動。ミュージカル。ペア旅行。ハネムーン。楽しい思い出。おしゃれになる。ドレスアップ。香水を楽しむ。

選択できない。進むべき道がわからない。気まぐれな行動。非協力的。不一致。迷い。飽きっぽくなる。満足の得られない状況。スッキリしない人間関係。慣れ合い。冷めていく愛情。成り行きまかせの2人。別れる。かりそめの愛。ムードに浸る。口論。浮気。火遊び。遊び過ぎる。ジェラシー。相手を本心から愛していない。心が不安定。思わしくない成績。本腰が入らない。一時的な憧れを追う。見かけだけで判断する。退学。退職。契約解消。取引の中止。共同経営の破綻。良くない共同事業。若さを失う。趣味に凝り過ぎ。甘い考え。物事の停滞。無理がたたる。弱々しい態度。厚化粧。乱れた服装。不似合いなアクセサリー。

(7)戦車 the Chariot

力強い英雄が、凱碇している姿で、勝利を思わせるカードです。「征服者」とか「勝利」のタイトルも、しばしば見受けられます。この英雄がまたがっているスフィンクスは、古版では馬が描かれていました。慈悲と厳格を意味します。物質と精神、月と太陽も指すのです。さて、この王は戦いに勝った末、王位についた姿で、昔の世襲制ではないのです。ですから当然、武力を行使してきました。でもいつまでも王位を保つことができるでしょうか。いつかは破れ去っていくのではないでしょうか。力強さの陰には、必ずもろさがあるということを教えてくれているように思うのです。ただ物質的な面だけでなく、精神面も征服したのです。二つのスフィンクスを上手に操れば、どんなものも手に入るのです。そのことから、エネルギーのコントロールという意味が出てきます。私達の周りにも、激情家が居たりしますが、感情を少し抑えれば、実は好人物である、そういった人物や行動を表わしているのです。

正位置の意味 逆位置の意味

意志する。目標を持つ。困難を克服する。自立する。無理を承知で行動 する。積極的。野心を抱く。若い男性。スポーツマン。オーディションを受ける。反抗心。挑戦する。恋のライバルに打ち勝つ。力ずくで得る恋。思い切ったラブアタック。将来性のある恋。結婚へ転進する深まっていく関係。出会うチャンスを作る。プロポーズする。野望を成し遂げる。出世する。やる気を出す。活発に動く。競争に打ち勝つ。試験に合格。成績。能率のアップ。独立する。開業。開拓。商売を始める。宣伝。資本をつぎ込む。スポーツで汗を流す。スピードのあるもの。鋭い反射神経。乗り物を指す。体力増強。病気の回復。リハビリテーション

コントロールが必要な状態。暴走。乱暴。ブレーキが効かない。スキャンダル。楽天的。過保護。事件の発生。足踏み状態。退却。無目的な生活。過去にこだわる。平凡な状態。ふられる。しいたげられる。裏切り。独り芝居で終わる。被害を受ける。恋の挫折。トラブル発生。中傷。進展しない恋。消極的。カで解決する。話し合いがない。会えない。勇気がなくなる。あきらめが出てくる。ライバルに負ける。勇み足。いつまでも独立できない。信用を失う。非能率的。資金不足が響く。性急さが裏目に出る。現状で満足する。ケガをする。車の事故。運動不足。故障。ゲームで負ける。点検が必要になる。イメージやだけが先行する。中身がない。中止。

(8)力者 the Strength

ライオンを懐柔(かいじゅう)しているのか、ねじ伏せているのか微妙な図柄なのがこの「力」です。デッキにょつては、明らかに人物の動作に違いを持たせているのもあります。タイトルも「剛毅」(ごうき)という名でも呼ばれています。ライオンは、人間の本能を表わしていて、感情、激情を意味します。それらをなだめて精神的向上をはかったのがこのカードの人物で、努力や忍耐で希望が得られる、という意味になります。この人物は純粋を表わし、頭に飾っている花は希望を指します。∞のマークは霊的な力なのです。これは数字の8と関連させると、関連性が出てくるでしょう。実は、この「力」と11番目の「正義」とが、入れ替わっているデッキがあるのです。やはり「力」は8番目が一般的に多いようです。ウェイト版以後、現在の流れになっているようです。前の戦車と意味が似ていますが一本調子の戦車に比べ、この力はかなり精神性が含まれている、この違いを見分けてください。

正位置の意味 逆位置の意味

不可能を可能にする。偉大な力。ありのままの姿。自然を愛する。強い精神力。勇気。闘志。強い信念。鍛練する。相手の条件を聞き入れる。危険を恐れない。オーソドックス。大恋愛で結ばれる。相思相愛。真実の愛。強い絆で結ばれる。息の長いカップル。健全な付き合い。明るい雰囲気。素直になる。理屈でごまかさない。本心を明かす。行動的。エネルギッシュ。自信が湧く。強い願望。努力する。試験運の強さを生かす。肉体労働。スポーツ選手で名を挙げる。夢を実現させる。指導的立場につく。周囲の者をリードする。スタミナをつける。ハードトレーニング。健康に気を配る。冒険好き。未知への探究。自然食。自然の中で暮らす。スポーツの参加。

力の乱用。力を誤って使う。不自然。無理。意志が伴わない。実力不足。本能に負ける。物事が達成できない。勝負に負ける。過信。焦り。早まった行動。努力を怠る。長続きしない愛。勇気がない。誘惑に負ける。危険が待ち受けている。ムードが冷めていく。女性上位。自惚れや強がりによる破綻。迷い。遊びが本気になる。後ろめたい付き合い。実現できない夢。高望み。あきらめる。不安。不正行為。裏目に出る強行策。自信がない。自分の限界を感じる。忍耐が足りない。目的のない方向へ進む。見栄張り。スタミナ不足。無理な計画。グループ行動。ハードスケジュール。休息がない。疲れ。障害を避けられない。試練期に入る。

(9)隠者 the Hermit

隠者は「賢者」というタイトルでもしばしば登場します。これは練金術師を指してそう呼ばれたのです。錬金術を簡単に説明しますと、物質の元素に「賢者の右」というのがあって、何でも金属に変えてしまう、とされていたのです。その「賢者の石」を求めていくのが、このカードの人物の姿なのです。杖は魔法の杖で、ロープは思慮探さを表わしています。この世の真理を知り尽くした賢人で、意味としては、相談相手や年配者を指します。険しい山岳をわずかな光を頼りに歩き続ける姿が、人の生きていく上でのヒントを与えてくれる感じがします。最終的には真実が解かるのです。焦りとか、あきらめを謹しむのが良いということが、このカードのキーワードと言えます。変な言い方ですが、大アルカナの中には、さして重要な意味はもともとないカードというのがあるのです。人物カードでもあるところから、平凡に相談者として良いと思います。

正位置の意味 逆位置の意味

孤独。独りでやっていく。真理を知る。静かな生活。田舎。中年。老人。親年長者。相談者。研究すること。探求心。正しいアドバイスを得る。本質。後退していく。隠居生活。精神的な愛を求める。頼れる存在。大人の愛。密かに想いを寄せる。片想い。良家との付き合い。プライバシー。相手を尊重する。不滅の愛。思い出。親の勧める縁談。地道な努力による成功。マイペースで進む。冷静な判断。独りでできる仕事。知的な仕事。定年退職。密度の濃い仕事。落ち着き。大学院。研究所。独学。哲学や宗教への興味。精神面の強化。成長する。大人らしい態度。秘策を練る。知恵を授かる。体調を整える。今すぐには進展しない。人目を気にしている。

コンプレックスを抱く。気難しさ。通俗的。他人のアラ探し。腹の探り合い。不純な動機。頼るものがなくなる。打開策が見つがない。落ち込む。求めていくものが遠退く。退廃的。軽はずみな行動による失敗。慎重さを欠く。気持ちが通じない。相手を疑い始める。冷静さを失う。生意気になりやすい。愚痴。理想のタイプでない。将来に失望する。誤ったコースの選択。学歴を偽る。隠れた敵。集中力がなくなる。融通が効かなくなる。チャンスを逃す。機密が漏れる。思わしくない取引き。投げやりな態度。あきらめ。持病の悪化。漢方薬。ヨガ。筋肉の衰え。旧友との再会。読書。ホームシック。散歩。自然との触れ合い。

 

(10)運命の輪 Wheel of Fotune

このカードも「隠者」同様、それほど難しさはないのです。運命というのがくるくる回転するわけで、正位置なら調子の良い時、逆位置なら不調である、といった具合です。天使牡牛獅子鷲は、小アルカナの四つのスートを表わし、それらは火、地、風、水の元素を象徴しています。この運命の輪ですが、実は西洋占星術に用いるホロスコープなのです。デッキによつては、はっきり占星学の文字が描かれているものもあります。星座や惑星のサインが記されているわけです。運命の輪というより、運勢の輪といったほうがこのカードの意味がよく解かるのではないでしょうか。運勢というのは絶えず変化するわけで、頂点に達してからは、下降線をたどるしかないのです。ですからいつまでも甘い美酒にひたってはいられないと教えているのです。反対に、どん底の状態に置かれているとしても、はい上がるチャンスは間もなく巡ってくるというわけです。人生の波を物語っています。

正位置の意味 逆位置の意味

変化。転換期。方向転換。新たな進展。向上心。思いがけない幸運。突発的。飽和状態。滅多にないチャンス。絶好期。流動的。頂点。一瞬の出来事。下降線をたどる直前の状態。一目惚れ。旅先などの偶然の出会い。発展期。思いきったプロポーズ。チャンスを生かす。将来に不安があるが当分は仲良くやっていく。幸福な結婚。復縁。再婚。玉の輿に乗る。進路変更によい時。時勢に乗る。見直し。志望校の再点検。臨機応変な対処。人事異動。あらゆる可能性を見い出す。変化の多い仕事。新しい分野。流行を素早くキャッチする。周囲の人間が替わる。イメージチェンジ。気まぐれな外出。気分転換。旅行。帰省。ラストチャンス。度胸を試す機会。決断の時。

悪化。不運な方向へ進む。見込み違い。中止。中断。反抗心。計画倒れ。最後の辛抱。今は苦しいが先の見通しは明るい。幸運の後にやってきた落とし穴。奈落の底。現状維持。束の間の恋心。失恋。一時の想い出。不安定。あまり会えない。すれ違いが多くなる。今は深追いしないほうがよい。あきらめムード。楽しみがやってこない。心にときめきがない。時期が早過ぎる。よくない転職や開業。予定外の支出に悩まされる。進路が未定。暗中模索の状態。志望が変わりやすい。仮テスト。現状に安心できない。準備期間。精神的に不安定。変わりやすい体調。後悔。衝動的な行動による失敗。循環するもの。判断ミス。約束を忘れる。行き違い。

(11)正義 Justice

「力」のカードと入れ替わっているデッキがあるかもしれません。しかし、タロットの歴史の中でそうなったのであって、決して間違いではないのです。非常にバランスのとれた状態を指しています。理性を失うなといっているのです。恋愛問題でこのカードが出ると、やはり冷たい内容がうかがえるのです。恋愛が進むとどうしても最初の甘いムードや、ひたむきに求めていた姿を忘れがちなものです。現状と初心とをどちらも大切にせよ、という意味のバランスです。正義が問われるのは何処かというと、裁判です。裁きという意味もあります。財界人や偽政者は、どうしても権力をカサに思いどおりにしようとします。そんな時に大切なのは民衆を思いやる心ではないでしょうか。私利私欲にとらわれない、公正無私な態度が必要である、といっているのです。この「正義」のカードを細かく分類したのが、小アルカナのスワードなのです。

正位置の意味 逆位置の意味

バランスのとれた状態。公正な人物。裁き。順序よくやっていく。財政上の問題。実力発揮。秩序を保つ。均衡状態。誠実さ。真面目。法律に関したこと。正面から物事に取り組む。仕事と両立した家庭生活。ウマが合う。対話。相性がよい。理想の相手。気持ちを伝える。自己PR。セールスポイント。充たされた心。我がままを抑える。相手の気持ちを尊重する。法学部。法律の研究。併願する。成績重視。自主的にやっていく。責任を問われる立場。裁判所。訴訟問題。会社のバックアップ。二つの仕事をかけ持ち。サイドビジネス。保証人。仲人。調停役。仲介。多趣味。第三者に一任。幅広い知識。視野が広い。計画性のあるスケジュール。清潔な容姿。

仕事の忙しさが家庭に影響する。独りよがり。バランスを崩す。時間が思うようにとれない。裁判に敗れる。義理をたてざるを得ない。情にとらわれる。両立できない。判断を誤る。両天秤にかけた愛。モラルの欠如。離婚。かけ持ちタイプ。一方的な愛情表現。紛糾。先行きを考えない行動。気晴らしの付き合い。財政上の赤字。不利な条件。不正取引き。独断で解決する。パートナーの選択ミス。公務員。不動産業。大き過ぎる期待。下降線。左遷。志望の学校会社に入れない。窓際族。途中で険悪ムードになる。結果を気にし過ぎ。栄養のアンバランス。偏食。自分で選訳できない。不似合いな化粧。

(12)吊るし人 the Hanged Man

「吊し人」のカードは意味が非常に難解なのです。足が吊されているのですが、その表情はいったいどうでしょう。微笑さえ浮かべているではありませんか。これは何を意味するのでしょうか。一時は苦しくても、最終的には脱出できるチャンスなりヒントが得られる、そう解釈できるのです。樹には若葉が生えていて、枯れ木ではありません。つまり、まつたく希望がないわけではない、ということです。しばらくの間は試練の時である、という意味です。なお、この樹は小アルカナのワンド(魔法の杖)を表わしていて、再生という意味でもあります。古版では、金貨の入った袋を持った男が処刑されています。同じ罰でも、もっとひどい死刑が、次の「死神」なのです。さて、このカードの解釈をまとめてみますと、人生には幾度となく試練があり、人によってその度合は違うでしょうが、今の苦しみを耐えてこそ夢が実現するということです。進むべき良い方向を暗示しているのです。

正位置の意味 逆位置の意味

身動きがとれない状態。試練。自己犠牲。中途半端な状態。自我を捨てる。忍耐。今は行動を起こす時ではない。過渡期。思っているほど苦痛ではない。食わず嫌い。献身的な愛。相手にひたすら尽くす。倦怠期。苦労する恋。愛情のために何かが犠牲になる。進行しない恋愛。恋愛気分が湧かない。妊娠中絶。これ以上の付き合いに無理がある。難しいテスト。実力が問われる時。試行錯誤。目先の利益は望めない。奉仕関係の仕事。技術を磨く時。ある程度の財政投資が必要。グループの中で損な役割になる。精神修行。行き過ぎを反省する。入院。損失。不調で思うように行動できない。代理人。キャンセル。スケジュールの未消化。

犠牲や奉仕が無駄となる。笑い者にされる。不注意。世間に通用しない。エゴイズム。無駄なことに努力している。成果がない。ツキに見放される。取り越し苦労。苦境。報われない愛。尽くしても無駄。ジレンマ。相手の態度に耐えられなくなる。冷めていく。1つの経験で終わる。他の異性に関心がいく。特別な存在でなくなる。愛情が同情となる。やりたくない仕事。教訓を学ぶ。不得意な分野。仕事を投げ出す。ウイークポイントを見せる。盲点。良い経験となる。やり直し。骨折り損。ノルマがこなせない。浪費。気乗りのしない誘い。足のケガ。退院。病気を悲観する。開放感にひたる。私服。道草。買い食い。

 

(13)死神 the Death

「死神」のカードは、11番の「正義」から一連した意味があります。ここでは同じ処刑でも死を指しています。絵柄を見てもゾッとさせられるカードです。騎士が手にしている黒い旗には薔薇が描かれていて、これは秘密結社「薔薇十字団」を表わしています。子供達がひざまずいて祈っているのは何のためなのでしょう。時代を振り返ってみる必要があります。中世で最も恐れられていたのは、やはり伝染病だったのです。それを防ぐ方法は当時の人々にとつては信仰よりほかはなかったわけです。このカードで最も重要なめは、バックの太陽です。悪い意味のカードではありますが、太陽が昇りつつあるので、希望も生まれてくるのです。現状をゼロに戻して新しいものを創る意味です。キーワードに「終末」とした本を見かけますが、「再生」のほうが適切と思われます。このあたりは微妙ですが、太陽に注目して解釈するのが正しいといえます。

正位置の意味 逆位置の意味

失敗。破滅。不幸な出来事。行き止まり。手遅れ。希望がなくなる。ハプニング。得るものより失うもののほうが大きい。一旦無に戻した方がよい。異変。過去を絶つ。不幸な恋。不運な出会い。別離。離婚。別居。溝が深まる。愛の幕切れ。辛い毎日が続く。これ以上進展しない恋。気持ちが急に冷める。別れ話が出てくる。恋愛コンプレックス。不成功。損害が多い。失業。破産。取引停止。行き詰まり状態。進学を断念する。方向転換。会社を新しく建てる。新しい世界へ飛び込む。環境を変える必要がある。独立。独学。病気や事故。入院。絶対安静。体力の消耗。長期間の無理がたたる。伝染病。エイズ。不潔な生活。

再生。思いきった転換による成功。予定変更。低迷期を脱する。奇跡的な立ち直り。回復。新しいものへの興味。再出発をはかる。交換。生まれ変わり。やり直し。最後の逆転。復活。あきらめていた愛が実る。新しい恋愛。出産。真実の愛を見つける。相手に気持ちが伝わる。結婚によって好転する運勢。独身時代の最後。過去を絶つ。これまでの付き合いを改める。イメージチェンジによる成功。心機一転。汚名挽回。ヒントを得る。不景気や赤字は続くが上昇ムード。新しい商法を編み出す。古物商。医学関係の仕事。倒産を免れる。ストレス解消。手術や治療の成功。気分転換。九死に一生を得る。退院するが症状は長引く。バーゲンセール。ディスカウント。

(14)節制 Temperance

この人物は天使「ミカエル」です。清らかな聖水を、聖杯から聖杯へと注いでいる姿を描いたものです。精神的なものと物質的なものをうまく調合させる意味があります。私達の生活の上で大変参考になります。ある物事を一定の状態にコントロールしていくのは難しく、どうしても個人的感情が入り、バランスを失いやすいものです。この「節制」を細かく分類したものが「聖杯」のスートに当たります。「聖杯」は愛を表わすのですが、この「節制」はそれほど華やかな意味ではありません。理性と感情のバランスをうまくとっていく感じのものです。聖水の流れは時の移り変わりを表わし、過去から現在、未来へとつながる永遠の流れを指します。同時に、顕在意識の中に潜在意識を注ぎ込んでいる意味でもあるのです。この聖水は不思議なくらい一滴もこぼれないで注がれています。このあたりから「節制」とか「倹約」というタイトルがつけれたのでしょうか。地味なイメージがあります。

正位置の意味 逆位置の意味

正攻法でやっていく。二段攻撃。順調な進行。思わぬ援助が得られる。急に動きが出てくる。交流する。混ざる。反復練習から何かを得る。倹約。意志を伝達する。交渉する。祈願する。純粋な愛を貫く。日毎に深まっていく愛。本心が通じ合う。気を使わないで済む相手。落ち着き。愛情をストレートに表わさない。小さな好意から大きな愛情へと変わっていく。職業上の成功。社会的名声を得る。協同事業。気分の良い職場。天職を見つける。交換条件。貿易。通訳。外資系の仕事。海外への進出。英文学科。語学。情報を流す。外国留学。教科書。参考書。研究資料。遠方への旅。食事療法。節食。時期を見計らう。チャンスを待つ

一番大切なものを失う。初心を忘れる。重大なミスを犯す。外見にとらわれる。雰囲気でごまかす。災難。消耗する。力が抜ける。節度がなくなる。限度を超える。決定打がない。しっくりいかない仲。慣れ合いになる。愛情のコントロールがない。ケンカが続く。一緒にいて疲れる人。ムード作りの下手な人。理屈を持ち出す。性格の欠点を指摘する。仲間内で信用を失う。不規則な仕事。気疲れ。大きな野望を抱くがロスや無駄が多い行動。諸経費がかさむ。エネルギーの浪費。規約を取り違える。契約ミス。書類の誤り。実質成果のないものを指す。落し物。忘れ物。ホルモンのアンバランス。精神的疲労解決の糸ロがみつからない。教えを無視する。

 

(15)悪魔 the Devil

「悪魔」のカードは、78枚の中で最も悪いカードです。また最も重大な意味を持っています。何故でしょうか。まず78という数字を分割してみます。7と8。足すと7+8=15で、この15番のカードということになり、カード全体の鍵がこの1枚に凝縮されていると言われています。カバラの本をひもといてみても、このような数字の持つ意味の組み合わせが沢山書かれています。ここに描かれている悪魔は、エジプトの悪魔、あるいは魔術に出てくる有角神ともとれます。その前で二人の男女が鎖でつながれています。これは束縛を指していて、カードが逆位置ですと、鎖は開放されて束縛はなくなるという意味です。人間というのはさまざまな誘惑に負けるもので、社会を生きていくには、誰もが経験していくものです。そんな中でどうやって立ち直るかのヒントを与えているカードです。苦境を耐えることで報われると解釈します。この「悪魔」が出ると、その問題は人生で重要な問題であると読みます。

正位置の意味 逆位置の意味

神を欺く行為。天罰を受ける。苦労する。追放される。不正行為。物質欲。不調。困惑。永遠の謎。友人を失う。裏切り。世間の悪い批評を受ける。不倫の恋。秘密の恋。相手を騙す。火遊び。危険な誘惑。もて遊ばれる。気分が乗らない。束縛された愛。浮気に走る。不満をぶつける。離婚。別居。隠し子。慰謝料の争い。嘘つき。不況に見舞われる。儲け話に騙される。拘束時間の多い仕事。屈従。没落。損な賭け。借金に追われる。先の見通しが立たない。倒産。不渡り。差し押さえ。退学。最下位。不合格。病魔に冒される。潜伏している敵。不眠症。夜遊びが過ぎる。収集マニア。浪費癖。カルマ。因縁。業。長期間抜けられない問題。

人生最大のイベント。人生の大転換。重労働。悪い誘惑から逃れる。束縛からの解放。不可能を可能にする力。有力者の助けを得る。愛憎劇にピリオド。別れたほうがよい恋愛。気持ちが吹っ切れてくる。冷却期間が必要。不倫の恋から脱する。神の導いた縁。愛へのこだわりをすてる。景気回復。最悪の状態が去る。負担が減る。嫌な職務から解放される。化学に関する仕事。伸び悩みから立ち直る。一発勝負への自信。他人の生き方を気にしない。新しい人生観。 長い持病からの解放。信頼関係の必要な世界。世間の誤解を気にしない。特徴。特殊能力。神の許し助けを得る。不思議な力を発揮する。

 

(16)塔 the Tower

このカードも悪い意味を持っています。塔に雷が落ち、崩れている様を描いたものです。神の怒りとでも言うのでしょうか、悲運を物語っています。戦争や洪水、或いは伝染病などで人命など失うものが大きいことを物語っています。雷によって起こるものといえば、火災です。このカードと関連する惑星も火星で、火傷を指しています。病気でいうと高熱でしょう。デッキによつては、人間が落ちているものもあります。失墜を意味しています。これはどういうことかというと、昔の偽政者は武力に任せて君臨していたのに対して、戒めの声、つまり神の怒りにふれたということです。王様がはっきり描かれているデッキもあります。物事が誤った方向へ進めば、一度破壊して(落雷)、そこから新しい基盤を作っていくといった方法を示しています。天災というのは通常、予測し難いものであり、事故、病気、トラブルは突発的に起こるという事です。事故予防よりも後処置が大切であるとも諭しているカードです。

正位置の意味 逆位置の意味

紛争。戦い。災難。パニック状態。破壊。自信が無くなる。突然の裏切り。ハプニング。トラブルが発生する。言い争い。混乱する。予定が狂う。ポストを追われる。除名される。愛情を失う。滅びていく愛。周囲との対立。火遊びが大事に至る。予期せぬ突然の別れ。三角関係。口論。結婚への反対。浮気がばれる。横恋慕。別居。付き合う相手を替える。苦しい経営状態。赤字。倒産。クビ。大ミス。計画の失敗。言葉上のトラブル。退学。退社。我がままからくる失敗。ワンマン経営の失墜。試験に落ちる。順位が下がる。不正入試。急激に起こること。よくない変化。急病。突然立場が入れ替わる。火災。やけど。転落事故。失脚。

取り返しのつかない大波乱。崩壊。緊迫状態。内粉。罠にはまる。ペースダウン。終盤戦。目的がなくなる。目標を見失う。孤独な立場。火の車。敗北。敵の進入。復活できない破滅。熱意が冷める。熱意のない愛。別れの予感。険悪ムード。緊迫感。ショックを受ける言葉。争いが絶えない。気持ちが変わる。無関心。燃えないセックス。しらじらしいデート。倒産寸前。内部告発。良くない転校や転勤。クーデター。引き際が問題。思い上がり。刑事問題。不正が発覚。賄賂。裏口入学。契約解除。内定の取り消し。手続きのミス。将来に対しての不安。予防。日常の生活態度。人前での失敗。パーティー集会での口論。無理な計画。長期休養。

 

(17)星 the Star

星の中でも最も明るい恒星の「シリウス」が大きく描かれています。この星はどのような影響を及ぼしていたのでしょうか。古代エジプトでは、洪水を告げていたと言われています。このカードの逆位置はまさしく洪水の雨という意味です。航路にも大きな力を及ぼしていたのではないでしょうか。旅人の目印だったというわけで、光から受ける恩恵を示しています。この女性の姿はよく14番の「節制」と比較されます。衣服も脱ぎ捨て、聖水も流しているあたりから、こらえるものがなくなったと解釈されます。大きな河や海の水は恵みの雨という意味ですが、物事はすべて程度問題であり、度が過ぎると洪水の雨となってしまうのです。実際、夜空に輝いている星を見ていると、とてもロマンチックな気分にさせられます。思わず願い事を口走る人もいるのではないでしょうか。自分の夢がうまく進展し、生きがいが見い出せたら素晴らしいことであり、そういった精気、生きる糧を物語っているのです。

正位置の意味 逆位置の意味

夢。幻想的なこと。憧れ。理想主義。閃き。願望達成。明るい前途。希望を持つ。楽しみ。創意工夫。向上。改善。後のことを考える。レベルアップ。ロマンを求める。非現実的。愛が芽生える。希望が出てくる。理想の相手。相手が関心を示してくる。実りのある恋愛。愛情を注ぐ。母性愛。優しさ。ロマンチック。順調な出産。援助。発展性のある2人。理想的な仕事。明るい見通し。順調な進行。目標を高く持つ。鋭い勘を生かす。創造開発。新しい企画。大胆な発想。芸術への関心。好調な滑り出し。思わぬチャンスがある。若さ。美的なもの。健康。旅。音楽。絵画。感覚を使う。思いつきで行動する。情緒的。過去のことを気にしない。巧みな感情表現。

理想が高過ぎる。夢を追い過ぎる。はかなさ。限度を越える。意志が弱い。手に負えなくなる。非実用性。現実と夢とのギャップ。希望を捨てる。概念にとらわれ過ぎ。夢がなくなる。高望みである恋愛。期待はずれ。面食い。相手のことが嫌になる。ショックを受ける。美貌の衰え。今一つ好きになれない。縁が遠のく。ふける。泣きたい気持ち。破談。つまづき。足踏み状態。失望する。働き過ぎ。アイデア不足。新企画のイメージがわかない。好きでもない仕事。勉強嫌い。誤った選択。安易な発想。不採用。取引きが流れる。がっかりさせられる出来事。精神的ショック。現実を知る。社会常識を身につける。洞察力。人の心の嫌な一面を見る。

 

(18)月 the Moon

月というのは当たり前の話ですが、夜を指します。夜になると急にセンチメンタルな気分になる人がいます。一般に人の気分というのは非常に不安定なもので、人の意見や周囲の状況によって揺れ動くものです。夜というのはその人の持っている潜在意識を引き出すのに絶好の時間帯なのです。思っていることがすっと表に出てくるからです。小説家が夜に書いたりするのも、この潜在意識を利用しているのです。月というのは私達の日常生活と非常に密接な関係にあります。たとえば潮の干満は月の満ち欠けと関連し、女性の生理も月の影響であることは科学的に証明されているのです。満月や新月の日には、人間の心理状態に異常な興奮を呼び起こし、犯罪も多くなると発表されているくらいなのです。人の心理状態を告げているカードなので、隣接したカードで注意深くリーディングして欲しいと思います。なお、よく誤解されるのですが、逆位置のほうが良い意味になります。

正位置の意味 逆位置の意味

見えない部分を指す。隠れたもの。内向的。不安と動揺。虚偽。デマが流れる。迷い。人気。周囲との調和。感情を示す。発案。変化。デリケートなもの。不透明なもの。偽りの気持ち。裏切り。心変わり。三角関係。偽りの気持ち。三角関係。不安な日々を送る。告白に対するとまどい。自分の気持ちがはっきりしない。流れる縁談。気になるうわさ。本心を隠す。装った気持ち。アテにならない仕事。一時的な仕事。水商売。波乱含みの会社。不安定な経営。陰の敵。ライバルに手を焼く。中傷される。ごまかし。家族の反対。コネがない。成績の浮き沈み。スキャンダル。原因不明。無目的なレジャー。神経性胃炎。よくない出来事の前兆。反省。不正直。素直になれない。こだわり。

真実を見つける。本来の目的を再確認する。現実に気づく。心のモヤモヤが消える。いたずらに思い過ごし。大事に至らない。小さな動きで済む。透視力。先見性。心理。偽りの恋に気づく。最愛の人を見つける。相手の心を見抜く。危機を脱する。受け身。迷いがなくなる。心のゆとり。母親の影響。昔の相手の出現。結婚観恋愛観の変化。目的がはっきりする。第一志望を目指す。派手な動きによる損失。状況を見守る時。自分からは対応しない。相手の注文に応じる。事業などの計画をもう一度練り直すとき。自分に合ったものを見つける。反省する。心を入れ替える。邪悪な考えを払拭する。冷静な判断。以心伝心。センチメンタル。

(19)太陽 the Sun

月と対照をなすのが太陽で、昼の生活を指します。太陽というのは最も大きなエネルギーを持っていて、活力とか生命力を与えてくれるのです。季節で言うと、春から夏にかけての明るいイメージを持っています。人物がカットされたデッキもありますが、太陽の光によって生み出された双児が描かれており、精神力や生命力を意味しています。アダムとイブがエデンの園へ出掛けていく姿を描いたものです。私達の中にも、若々しく行動的な人物が居るものです。獅子座の人にこのようなタイプが多く、やはり獅子座の支配星である太陽が、明るさ、繁栄、人気を司っているためでしょう。さてこのカードは、精神的なものだけでなく、物質的なものも与えているのです。動植物を育てるのには太陽の光が必要であり、そうやって育った食物を与えてくれるのです。(食べ物にも欠くことのない)生活の保証をしてくれる、という意味です。逆位置の意味は、悪い意味を掲げましたが、その度合は小さいもの、と覚えてください。

正位置の意味 逆位置の意味

明るい将来。チャンス到来。手掛かりを得る。計画していた事の成功。意欲的な態度。脚光を浴びる。人気が出てくる。有名になる。祝福される結婚。幸せな家庭生活。出産。最良のカップル。オープンにできる付き合い。恋愛の成功。結婚に発展する恋愛。情熱的。婚約。楽しい家庭。子供に恵まれる。永続性。活躍できる。良い就職。昇進。開店。合格。賛助者の出現。やりがいのある仕事。大会社。スポーツでの成功。トップ。外交。現場。交渉の成功。利益の増加。強い生命力。自然力。健全なものを指す。仲間が増える。協力してやっていく。花道。働き盛り。第一線で活躍。人生の成功期。

行き当たりばったり。計画性がない。遅れる。生活に対する不安。活動力の衰え。一時中断。難しい人間関係。 決定迄に時間がかかる。予想外の出来事。意欲がなくなる。停滞。結婚迄結びつかない恋。結局別れる二人。愛の破局。婚約破棄。人間関係のトラブル。不安定な夫婦。離婚の危機。苦しい試練の時。永続性のない恋心。はかない一目惚れ。生産力の低下。成績の伸び悩み。辛い仕事。労働力の減退。部下の教育の失敗。下火。思う就職口がない。嫌な仕事を任される。下積み生活。成功につながる努力。苦労。体力不足。日光浴。自然食。流産の心配。続かない趣味。束の間的な娯楽。接待。予定していた事の中止。準備が無駄になる。

(20)審判  theJudgment

この「審判」にも天使が描かれています。これは水の精霊「ガブリエル」です。火、地、風、水の四つの精霊がここでやっと揃ったわけで、1番の「魔術師」から始まった儀式が完遂したのです。男女、子供が墓から立ち上がっていますが、天使の呼びかけに呼応したものです。これは「最後の審判」といい、キリストの教えを信じる者は、世界滅亡の日に救われるとされているものです。トランペットの音が、復活や再生を知らせていて、消滅したものがよみがえるのです。宗教的な意味もありますが、いずれにしても奇跡を信じて努力を続けていけば救われる、という教義を表わしています。たとえば、病気で長い間苦しんでいた人や、恋愛を成就させるためにひたすら祈り続けてきた人が、今ここで感謝を込めて福音に耳を傾ければ、天使の愛を受けられるのです。魔術で言うと、瞑想したことが次々と実現するほどのレベルまで達したということになり、その最終の姿が「世界」となるのです。

正位置の意味 逆位置の意味

精神的に目覚める。決心。好判断。落ち着き。先を読む。冷静な処置。原因を追求する。チャンス到来。好転する運勢。最後の勝負所。強い信仰心。自己改革。よみがえる愛。奇跡を信じてみる。真実の愛。ついに気持ちを打ち明ける。愛の使者を利用。再会の喜び。仲直りする。やっと結婚する。唯一の恋人。別れた恋人ともう一度付き合う。復興する。ピンチを脱出する。変革期に入る。決断力栄転。音楽関係。グッドニュース。力が伸びる。進学。事業を始める。新規計画の始動。宗教。思想を求める。布教活動。懐かしいものとの再会。過去の思い出に浸る。克服する。回復する。復活。信念。瞑想。最後の逆転。透視力。鋭い眼力。

悪い知らせ。悪い予感。あきらめ。弱さ。冷静になれない。物事の真理がつかめない。決定できない。中途半端。心配される成行き。大きなものを失う。いつまでもくすぶる。せっかくの好意を無にする。付き合いを解消。プロポーズを断わる。やり直しができない二人。過去の嫌なことを思い出す。恋愛から遠去かる。別居。離婚。元のような親密さが得られない。再起不能。不利な決定。不採用。未発表。思いどおりにならない提案。挫折する。やり遂げられない。やる気がない。志望コースをがらりと変える。最初の目的を忘れてしまう。悲観する。不安。病気の再発。契約不履行。計画を立てるだけで終わってしまう。現状のまま月日が流れていく。

(0)愚者 the Fool

この「愚者」というのは誠に難解なカードです。意味も誤解されやすく、“愚者”という存在は歴史上でも謎に包まれたままです。0番というのはどう解釈したら良いのでしょうか。番号なしという意味で、デッキによっては一番最初に置かれたり、最後であったり、ウェイト版のように20と21の間にあったりとさまざまです。どれが正しいというのでなく、歴史の中で作者自身の好みというか解釈で配置されてきたのです。旅人であるとする解釈があり、自分で決めた道を自由に歩いていくもので、まさにゼロからの出発を表わし、行く先に何が待ち受けているのか解からない不安があるのですが、そんなことにはおかまいなしの若者なのです。もう一つの解釈は、文字どおり愚か者という意味です。気が狂った様子で、自分の行き先も解からない精神病者です。また、病気でそのようになったのではなく、何らかの落伍者、浮浪者であるのかもしれません。愚か者を描いたのか、幽界へ進む無心の姿を描いたのか実に複雑です。

正位置の意味 逆位置の意味

一匹狼。孤立。個人プレー。嫌われ者。排除。馬鹿なふるまい。間が抜けたこと。小さな夢。役に立たないものを指す。間違った道を歩む放浪の旅。逃亡。背信行為。無謀な冒険。自由な恋愛。遊びを承知で付き合う。遍歴。悩みが絶えない。精神的に不安定な恋人の姿。風変わりな恋愛。気持ちが定まらない2人。今の状態から解放されたい気分になる。無職。働かない。定職がない。学校をさぼる。進学する気がない。アルバイトで満足する。志望選択に悩む。将来の目的が決まらない。怠ける。芸能界への憧れ。平凡な人生を嫌う。遠くへ行きたい心境。風まかせ。お天気屋。ぜいたく。気狂い。ノイローゼ。ストレス。協調性がない。嫌われる存在。つまはじき。

目的が出てくる。エネルギッシュになる。周囲に認められる。実力が表われてくる。精神的な目覚め。自分の欠点に気付く。好転。周囲と歯車が合う。一からやり直しの状態。安易な告白。軽率な恋。不安な愛。結婚する気がない。熱しやすく冷めやすい。ただの憧れ。現実逃避の恋。盲目的。自分の恋愛がどうでもよいと考えている。定職には一応就く。職業が変わりやすい。無責任。ルーズ。落ち目である。不安定。独創性を発揮する。技術が安定してくる。再始動。目的達成のためにノルマを定める。ひとりよがり。落ちつかない。一発勝負。安心するのが早過ぎる。楽観主義。経費に見合う収益が得られない。

(21)世界 the World

タロットカードの中で最も強く、最も良い意味を持っています。15番の「悪魔」と正反対と言えるでしょう。この絵柄の中には、魔法修業の完成の意味が込められています。天使、牡牛、御子、鷲は、四季ゃ四つのエレメンツを指していて、それらの精霊でもあるのです。環状になっている花は西洋占星術のホロスコープを指します。中央の人物は、デッキによっては美しい女性の裸像が描かれているものがあるのですが、両性であるとするのが本来の解釈です。完成されたものを表わしていて、人物も性別を越えてしまったのです。したがって、精神的にも相当高い次元の悟りを得ているわけです。では逆位置ではどのような意味なのでしょう。何事もそうですが、完成されたものには進転性はないはずです。それ以上は望めないなら、下降線をたどるよりほかはないのです。対策として別の目的を持て、という解釈になります。

正位置の意味 逆位置の意味

成功。目的が達成される。到達。資格を得る。幸福。喜び。祝い。野望が実現する。実り。ハッピーエンド。優勝。桧舞台に立つ。英雄。夢が適う。すばらしい結果。楽しい出来事。理想の相手と結ばれる。満ち足りた結婚生活。楽しいハネムーン。最高のカップル。魅力的。新鮮さを失わない2人。恋愛が結婚に進む。出産。家庭内の喜び。平和な家庭。美男美女。ライフワークをものにする。事業の大成功。第一志望合格。留学。博士課程。首席。卒業。トップ当選。多くの支援者。厚い支持率。マルチタレント。完全無欠を望む。生きがいを見い出す。意外な出会い。長命。新しいものを得る。安定した生活。健康体。人気を独り占め。ヒーロー。ヒロイン。完成。

未完成。成功まで時間がかかる。最後の詰め。スランプに入る。未熟な状態。手間がかかる。現状に甘んじない。求めるものがなくなる。先が見えなくなる。あと一歩で脱落する。恋愛に対する高望み。婚約破棄。煮えきらない態度。約束をスッポかす。慣れ過ぎた愛が不満になる。マンネリ化。結婚までは辿りつかない恋愛。現状維持の仲。準備不足にあわてる。調整の段階。計画が実行に移せない。企画の中断。気の緩みによる失敗。不完全なプラン。あきらめムードの受験。疲労している。伸び悩んでいる状態。低迷期。最後に泣く羽目になる。今までの人生の反省。今までのツケが回ってくる。過去の栄光。虚しい見栄。実のない生活。イミテーション。

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